~腸を整える、グリーンの安らぎ~
- 主な産出地:ブラジル、ケニア、タンザニア、マダガスカル、スリランカ他
- 鉱物名:珪酸塩鉱物
- モース硬度:7~7.5
- 効能:腸の働きを助ける 心を安定させる
清々しい緑色の輝きを放つグリーントルマリン。見るだけで心を安らげてくれるこの石は、肉体的にも大きな癒しを与えてくれます。
◇グリーントルマリンのエネルギー的な特徴
一 腸の働きを助ける
便秘や軟便など、多くの人が悩む腸の不調に働きかけ、お腹の調子を整えてくれます。
二 心を安定させる
ストレスでイライラした心を癒し、リラックス状態に導いてくれます。
私たちの体の中で栄養を吸収するという大切な役割を担っている腸ですが、現代の多くの人が食生活や生活習慣の乱れ、ストレスなどからこの大切な腸に何らかの不調を感じています。
腸の調子が悪いとお肌にもトラブルを引き起こしますので、腸を健康に保つことは女性にとっても大変重要です。
グリーントルマリンは腸の働きを整えて、便秘や下痢などの症状を緩和してくれる宝石です。
ペンダントやリングにして身につけてもいいですし、症状が気になる方は直接腹部にテープで貼りつけるのもよいでしょう。
また、心を癒し安定させてくれる効果もあるので、ストレスを感じやすい方にもおすすめです。
◆トルマリンは赤、ピンク、オレンジ、青、緑、黄、紫などバリエーションに富んだ色合いがあり、主に花崗岩の地層から産出される。内包物として酸化クロムが入ると、エメラルドにも似た緑のグリーントルマリンになる。
◆トルマリンの語源は、産出国のひとつであるスリランカのシンハラ語「トルマリ」に発しているといわれている。
◆和名では「電気石」と呼ばれるトルマリン。これは、トルマリンに熱を与えたり摩擦が加わると、石の結晶内で電気を帯びることから名付けられた。地球上の鉱物の中で、自ら電気を帯びるのは唯一トルマリンだけ。
◆電気を帯びたトルマリンのマイナス極からはマイナスイオンが発生することがわかり、これを用いて様々な癒しのグッズが作られるようになった。
◆グリーントルマリンを始め各種トルマリンの中にはまれに、カボションカットにすることでシャトヤンシー効果(石に一条の線が浮かびあがる効果)が生じることがある。これらはトルマリンキャッツアイと呼ばれ、線がくっきり浮かび上がるものほど評価が高くなる。
◆グリーントルマリンは色味が深く、黒ずんでいないものほど評価が高まる。
トルマリンが結晶内でプラスとマイナスの電気分極を起こすことを科学的に証明されたのは1880年。証明したのはラジウムを発見したことで世界の科学史に名を残すキュリー夫人の夫、ピエール・キュリー。
グリーントルマリンは各種トルマリンと相性が良い。
・パライバトルマリン
・ルベライト
・ピンクトルマリン
・イエロートルマリン
・ブルートルマリン
など
グリーントルマリンの硬度はそれほど低くありませんが、お手入れの際や保管の際には他の石などとぶつけないよう気をつけましょう。