DEMANTOID GARNETデマントイドガーネット

デマントイドガーネット

~腎臓・肝臓に働きかける、幻のガーネット~

  • 主な産出地:ロシア・ナミビア
  • 鉱物名:ガーネット
  • モース硬度:7
  • 効能:腎臓・肝臓に働きかける 循環器系に作用する 疲労回復

DEMANTOID GARNETのエネルギー的な特長

数あるガーネットの中でも、その稀少性と美しさから最高の評価を受けているデマントイドガーネット。

 涼やかで品格溢れるグリーンの煌めきは、ヨーロッパの王侯貴族を始め、多くの人々を魅了し続けています。

 

◇デマントイドガーネットのエネルギー的な特徴

 

一 腎臓、肝臓に働きかける

 疲れがちな内臓の負担を軽減し、利尿作用や解毒作用を高めてくれます。

 

二 疲労回復

 内臓疲労からくる全身の疲れを癒してくれます。

 

 デマントイドガーネットが働きかけるのは、腎臓、肝臓というまさに人間にとって肝腎要(かんじんかなめ)の大切な部分です。

 

 特に現代人は、アルコール摂取や不規則な食生活から肝臓、腎臓に負担をかけ、慢性的な疲労に繋がっている人も多いので、稀少価値とともに需要も高まっています。

DEMANTOID GARNETの豆知識

◆デマントイドとは「ダイヤモンドに似た」という意味。最初に発見されたロシア・ウラル山脈産のデマントイドの原石を研磨したところ、ダイヤモンドのような輝きを放ったことからこのように名づけられた。

 

◆約半年間に8.5キログラムの原石が採掘されたが、そのうち宝石質でカット可能な原石はわずか600グラムしかなかった。

 

◆この鉱山では、その後採掘は続かず、鉱山は半年で閉山となってしまった。

 

◆現在市場に出ているロシア産デマントイドガーネットはこの時に世界に流通したもの。

 

◆絶対量が少なく、1カラット以上の美しい一級品は大変少ない。一般的に出回っている良質で美しいものは0.1~0.5カラットと他のガーネットと比べると小粒だが、稀少価値は高まる一方である。

 

◆他の色石にはないデマントイドガーネットの特徴は、ホーステールという馬の尻尾のような針状のインクルージョンが入ることで評価が上昇する点。これは馬を愛したヨーロッパ貴族の間で幸運の象徴としてもてはやされたためだが、現在は必ずしもホーステールインクルージョンにこだわる必要はない。

 

◆近年はロシアのウラル地方以外に、イランやアフリカのナミビア産のものもある。ただし、色合いはロシア産と比べるとやや薄いものが多い。

DEMANTOID GARNETのヒストリー

デマントイドガーネットは1853年に発見され、特に1875年頃から1917年ロマノフ王朝崩壊まで、ロシア皇帝や一部王侯貴族たちがその美しさに魅了され、珍重されましたが、ロシア革命後は長らく採掘が途絶え、デマントイドガーネットは幻の宝石となっていた。

2002年に再び採掘がはじまり、多くの愛好家が喜んだが、その後たった半年で鉱山は閉山となり、現在でもその稀少価値は増す一方である。

相性の良い宝石

グリーンガーネット・グリーントルマリン・ブラックオパール・インペリアルトパーズ

 

いずれも胃腸系に働きかける宝石と相性がよく、腎臓・肝臓と合わせて内臓の不調を整えてくれる。

 

ファンシーイエローダイヤモンド・アイドクレース

 

デマントイドガーネットの力をより強めてくれる組み合わせ。

お手入れの注意点

デマントイドガーネットのモース硬度は7と特別低くはありませんが、保管の際は他の宝石とぶつかり傷つけてしまわないよう注意しましょう。